40代からの乗り鉄ひとり旅

40歳代になり、時間とお金余裕が出来たので日本全国を巡る旅を記録します。

乗り鉄の旅 2013年末編

乗り鉄の旅2013年も佳境に入って、北に向かうプランを実行する。

12月28日は仕事納めといっても、びっちり仕事があって自宅に帰宅したのは22時前。
更に昼間の降雪により自宅付近は真っ白。
疲れと寒さで風呂に入ってしまうと、何も出来なくなって寝落ち。記憶がない。

 

2013年12月29日

目が覚めたのが明け方4時。
旅の用意は何もしてなかったので、慌てて荷物を詰めて自宅最寄りの神鉄からスタート。

で、案の定、Suica、折りたたみ傘、サングラス、イヤホンを忘れる。

三田駅から始発の丹波路快速大阪駅へ。

米原行きの快速に乗り換え高槻駅までは順調。

高槻駅で停車後、発車予定時刻6時48分になっても発車しない。ホームの放送に耳を傾けると『長岡京駅で人身事故発生の為、京都駅から高槻駅間運転見合わせ』との事。
運転再開の見込みがわからないまま15分が経過。このままでは明らかに米原からのこだまの発車時刻に間に合わない。
ネットで運行情報を検索。
運転再開は8時の予定。
今日の旅の計画を考えると、名古屋駅9時24分発中津川行きに乗車しないと総崩れになる。
計画変更を即断。
JR高槻駅から阪急高槻市駅まで商店街の中を徒歩移動。阪急烏丸駅まで特急に乗車。京都地下鉄南北線に乗り換えて京都駅にたどり着いたのが8時6分。

新幹線のぞみ号自由席に乗車して京都駅を8時16分に出発。名古屋まで新幹線ワープ

ところが新幹線も雪の影響で遅延している始末。滋賀県は真っ白豪雪状態。
なんとか、9時過ぎに名古屋駅に到着。

9時24分発中央線中津川行き快速列車に乗車。
10時39分中津川駅に到着。中津川駅から松本駅までの普通列車の接続が無い時間帯だったので、松本駅まで10時49分発の特急しなの7号に乗車。特急しなのも名古屋駅での新幹線の接続待ちで5分遅延していた。意外と雪の量は通過してきた滋賀県よりも少なくて拍子抜け。

ところが松本駅でトラブル発生。

遅延の為に乗り継ぎ列車の発車時間まで2分。
特急の自由席は列車最後尾。そして乗り継ぎ列車は同じホーム向かい側では有るが、はるか彼方に停車。
ダッシュで走るもデカイ荷物のおかげで足元がふらつく。そこへ子供が飛び出してきてよける為にバランスを崩して、漫画みたいに派手に転倒。
子供の親は知らん顔。
なんとか立ち上がり、乗り継ぎ列車へ。
手のひらをついたので両手の掌が痛い。
膝から落ちたので左膝を見たら…ジーンズがぱっくり裂けてインナーのヒートテックが血まみれに。
骨は折れてなさそうなのでそのまま旅を続ける。

松本駅から長野駅まで篠ノ井線普通列車に乗車。途中、特急ならスルーする姨捨駅に停車。日本三大車窓のひとつを膝の痛みを耐えながら堪能。先日は霧島連山を九州で見てきたので、残るは北海道の狩勝峠

長野駅で下車。
長野電鉄長野駅に移動。地下ホームには元小田急ロマンスカーが入線していた。長野電鉄は特急列車として元ロマンスカーや元成田エクスプレスの車両を使用していて一度乗っておかなければと思っていた。

長野発湯田中行きの特急ゆけむりに乗車してたのはいいが既に座席は満席。途中まで通勤電車のように通路に立って乗車。

湯田中駅で温泉施設に入れる(入浴しないといけない)フリー切符を購入していたが、入浴している時間もない。ちょうど膝を怪我していたのを口実に、窓口で『さっき滑って怪我して、入浴は無理ですけど、入った事にしてもらえますか?』と言うと『それは仕方ないですねぇ。』と、利用済みのスタンプを押してくれた。
湯田中駅の改札口前で、折り返しの列車待ちの列に並ぶ。並んでいるので明らかに発達障害のある乗り鉄兄ちゃん、孫を連れたジジィ、子供連れの鉄ママ。ゲートオープンで一斉にダッシュ
乗り鉄兄ちゃんは写真撮影で出遅れ、ジジィはダッシュ出来ず脱落。先頭パノラマシートはおいらと、鉄ママで確保。
席を確保してから写真撮影をしていると、乗り鉄兄ちゃんが荷物置いてるのに堂々と先頭パノラマシートに着座。仕方なく隣に座る羽目に。
こういうのは精神疾患がある人には理屈は通用しないからなぁ。
長野駅まで展望眺望は最高だが、隣に座る兄ちゃんがテンションアゲアゲでうるさい。デカイ独り言オンパレード。鉄ママも苦笑いするしかない。
鉄ママには長野駅で子供と鉄ママのツーショット撮影を頼まれ、先頭車両前でカメラマン。

長野駅駅前の無印良品で予定外のジーンズ購入。トイレで着替える。やはりインナーのヒートテックは血塗れズタボロ。

新潟駅まで今日のウチに辿りつかなければいけない。16時11分発直江津行きの普通列車に乗車。車内には先ほどの乗り鉄兄ちゃんが居るではないか。
ちゃんと乗り継ぎしても新潟駅到着は21時前になる予定。長岡駅から特急に乗れば30分くらいは短縮できるが、それくらい時間がかかる。
直江津駅で長岡行きの普通列車に乗り換え。
長岡駅に到着したのが19時半。
約3時間乗りっぱなしは流石にこたえる。

長岡駅から特急ワープをチョイス。
新潟駅で多少列車を撮影してから改札を出ると、ホテルの方向と真逆に出てしまいUターン。駅の外は吹雪&路面はシャーベット状態で歩くのも困難。なんとかホテルまで辿りついて一息。

夜の街には繰り出さず、明日も早いので風呂入って就寝。

 

2013年12月30日

朝4時に目が覚めた。
早目に寝たので疲れは残ってない。
どちらかと言うとスッキリした寝起き。

バラしていた荷物をまとめ、新品感たっぷりのジーンズを履いて5時半にホテルをチェックアウト。

駅まで道は完全に凍結していて危険。
既に駅構内には人がいっぱい。

帰省する人、18きっぷ乗り鉄する人、繁華街でオールしてこれから帰る若者。混然一体、呉越同舟。自動券売機で本日から7日間使えるJR北海道JR東日本乗り放題のパスを購入。基本青春18きっぷと同じだが、金額は1500円安くて日には連続する7日間。一日当たり1500円程。メリットは後々説明する。

新潟駅6時8分発車の白新線新発田行き普通列車に乗車。30分程で新発田駅に到着。

ここでトラブル発生。6時48分発の酒田行きの普通列車車両故障の為に遅延。

後発の村上行きが先発する状況。
勿論、終点酒田から秋田まで接続に間に合うはずも無く北に向かう予定が、大幅に遅れる事になりそう。
7時半になりようやく酒田行きE120系に乗車。

酒田発秋田行きは9時38分で接続待ちはしないらしい。乗車している列車は49分遅れ。
結果的には普通列車での接続は不可能なので10時41分発いなほ1号で代替え輸送が承認され、追加料金無しで特急に乗車できる不幸中の幸いが発生。買っておいた駅弁を自由席で食べる。

なんとか途中で特急自体も遅延するも無事に秋田駅に到着。
ここで明日の指定席きっぷを確保。
青森駅から秋田駅までの快速リゾートしらかみ4号。
五能線を回る人気の観光列車。全席指定でハイブリッド車両青池編成をゲット。しかも1番A席(いちばんえぇせき)

秋田駅から青森駅まで特急つがるでワープ。
青森駅では接続待ちの間に青函連絡船八甲田丸を見学。青森駅下車は今回がはじめて。前回来た時はトワイライトエクスプレスの通過スイッチバック駅だったので下車していない。

青森駅から函館駅までは青春18きっぷでは全線特急で乗れない。青森駅から津軽線蟹田駅まで普通列車蟹田駅から木古内駅まで青春18きっぷで特急に乗車可能。木古内駅から函館駅までも特急に乗るには別に乗車券と特急料金が必要になる。続けて特急に乗ってしまうと全区間の料金4830円が請求される。
北海道&東日本パスは特急料金1680円のみで青森駅函館駅間の特急に乗車可能。料金だけで無く移動時間に対しても、このメリットはデカイ。

特急スーパー白鳥に乗車して、青函トンネル通過、北の大地へ上陸。
既に海底トンネル駅の見学は出来なくなっているが通過するのは新婚旅行でトワイライトエクスプレスに乗車した時、以来なので正確には12年ぶり。

五稜郭駅辺りで大阪行きのトワイライトエクスプレスとすれ違う。

函館駅に初めて降りる。

函館駅前から函館市電に乗車して、ホテルにチェックインする前に乗りつぶしを敢行。
一日乗車券を購入して北側の終点、湯の川電停まで乗車、折り返し南側の終点、谷地頭まで乗車。更に折り返して十字街電停で函館どつく前電停へ。これでオールクリア。
函館どつく前電停から五稜郭公園前電停まで戻りホテルへ。路面はどこも凍結。油断すれば即転倒。

チェックインを済ませて、晩ご飯はせっかくなので函館塩ラーメンを食す。優しい塩味が五臓六腑に染み渡る。

ホテルに戻りユニットバスでシャワーして就寝。

 

2013年12月31日

晦日の早朝6時に起床。
これから向かうローカル線の旅。本数が少ないのでゆっくりのスタート。

ホテルから五稜郭公園前電停までの道のりはとてつもなく危険極まりないアイスバーン状態。
圧雪されて凍結している上に降雪。デカイ荷物を担いで何度転倒しそうになった。
一回の旅でジーンズ二本はダメにしたくない。

道路も凍結しているはずなのに、普通にバスやタクシーはじゃんじゃん走ってる。
交差点ではレガシーが軽くカウンター当てながら曲って行く。降雪地域のドライバーが運転上手いのが納得できる。

五稜郭公園前電停から函館駅前電停まで市電に乗車。函館駅前電停で下車。

函館駅から特急スーパー白鳥木古内駅まで乗車、これも特急料金のみで乗車可能。
函館駅から約40分。8時過ぎに到着。
青春18きっぷ利用では、誰もが降り立つ駅事木古内駅
ここで降りないと全区間特急料金請求の憂き目に合う。
下車しようとすると、既に函館駅6時51分発の普通列車木古内駅まで来ていた人達がホーム上で長い列を作って待っていた。

既出だが青春18きっぷでは青函トンネル方面蟹田駅までは追加料金無しで特急に乗車できる為。

乗り換える江差行き普通列車のキハ40はほぼ満席状態。江差線は来年5月に廃線が決まっている区間。同じ様に乗れる時に乗っておきたいという心理が働き赤字ローカル線に乗客が集まる。所謂、葬式鉄

途中の湯の岳駅でのスタフ交換に集まる人。
その中でも異彩を放っていたのは、ニューハーフなのか女装男子なのか、小柄でセミロングの髪にミニスカート、雪なのにヒールロングブーツの出で立ちだが、明らかに骨格と声、喉仏が男。ゴツいカメラを担いでウロウロしている。

 

距離にして函館駅から80キロ。木古内駅から40キロ。時間は片道1時間。

江差駅にて折り返しの列車の発車までの間、日本海の眺望を撮影しに海岸線へ。
後は鉄道遺産になるであろう駅舎を色んな角度から撮影。駅前にはロータリーがありタクシーが何台か停車。店らしきものが数件あるが寂れている感じしかしない。

発車時刻近づき、駅のホームに待機しているのは、乗って来たのと同じ車両なので、乗って来たのと同じ人達が再び乗車。
勿論、女装男子も再び乗車。って他の鉄連中とその場で仲良くなってるし。
しかも、なんか女子免疫力のなさそうな男子くん、めっちゃ照れながら話ししてるし、そいつは同じお、と、こ、やで。

単線非電化のローカル線を折り返し1時間堪能して木古内駅で下車。
スーパーじゃない白鳥。残存する485系に乗車。女装男子を中心とする面々は反対の函館方面へ。果たしていつ気づくのでしょう。

こちらは白鳥28号で青森駅まで移動。

途中、青森総合車両基地にて、はまなすを発見。近いうちに乗りたい。廃止になる前に。

青森駅からは五能線を走る観光列車リゾートしらかみ4号に乗車。
予定運用はハイブリッド列車の青池編成のはずが、くまげら編成が入線。編成変更の暴挙に遭遇。

五能線は、とてもに風光明媚なローカル線。

途中、津軽鉄道の起点、五所川原駅や遮光土偶の駅舎の木造駅などなど見どころ満載。リゾートしらかみは快速列車として指定席券だけで乗車出来る。くまげら、橅、青池と3編成ある。ベースはキハ40だが、オリジナルがわからないくらい改装されリゾート列車に変貌している。

しかしながら先日九州で乗車した、いさぶろう号や、はやとの風号、指宿の玉手箱号に比べると物足りなさを感じる。
それ程、JR九州は頑張ってるのだと思う。
九州にはまた行きたいと感じる部分があった。

そうこうしているうちに2013年の最後の日没を見てもの思いにふける。
さすが前厄波乱万丈。
来年は本厄。どうなることやら。なんか絶望的。

14時前に青森を駅出発し、秋田駅に到着したのは19時前。5時間近く同じ列車に乗車したのはムーンライトながらトワイライトエクスプレスなどの夜行列車を除くと初めて。

秋田駅から折り返して追分駅に到着してもう一仕事。男鹿線に向かう。ここは盲腸線なので行くタイミングを逃すとなかなか来れないところなので完乗を目指す。片道1時間往復2時間くらい。単線非電化のローカル線。

19時半に男鹿駅に到着したが、折り返しの次の列車が20時半出発。おっと1時間待ち。駅前には江差駅同様に、なんの店もなく駅前の待合室で、なまはげの人形と並んで紅白歌合戦を見る。

あまちゃん進撃の巨人、ヴァルブレイブの流れで折り返しの列車に乗車。

昨日は函館でトワイライトエクスプレスに遭遇したが、今日は追分であけぼのにオーバーテイクされた。結局、3時間かかって男鹿線完乗。

秋田駅から少しいったところの末廣ラーメン本舗で晩ご飯。

後はホテルでシャワーして寝るだけ。
今晩の宿も3200円とリーズナブル。

 

2014年1月1日

あけましておめでとうございます。

乗り鉄の旅、4日目は乗り潰しの為に再び北上する。
始発のE6系スーパーこまち秋田駅から大曲駅まで乗車。E3系こまちに乗りたが、時間が合わず。

大曲駅からは普通列車田沢湖線を盛岡方面に雪の降る中、東に向かう。

新幹線と同じレール幅の台車を履く701系
途中、後発のこまちに追い越され、8時過ぎに盛岡駅に到着。

盛岡駅と言えば蕎麦、ということでわんこそばこそなかったもののきつね蕎麦、たぬき蕎麦とは言わないのか。

盛岡駅にはジョイフルトレイン臨時快速ジパング平泉2号が停車していたので撮影。
基本は485系だが、これまた見る影もなく改装されて元がなんだがわからない状態。

次の乗り継ぎ列車はIGRいわて銀河鉄道の路線を経由して大館駅までの花輪線普通列車に乗車。発着ホームはIGRいわて銀河鉄道のホーム。一旦JRの改札口を出てIGRいわて銀河の改札口に向かう。青春18きっぷなら好摩駅までは別料金が発生する。好摩駅駅から分岐して内陸部に線路は進んでいく。
途中、八幡平駅やスイッチバック駅の十和田南駅を経て大館駅に到着。花輪線完乗。

大館駅からの普通列車の接続待ちが2時間以上あるので、特急いなほ青森駅までワープ。

青森駅、この旅3度目の下車。
青森駅東北本線の北端。ここから南下する青い森鉄道に乗車。
青森駅まで新幹線が接続したことにより東北本線から分離され三セクとして開業。IGRいわて銀河鉄道と接続して盛岡駅まで繋がっている。

今回の北海道東日本パスのメリットは青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道も乗り放題。青森駅から盛岡駅まで通しで乗車すると、金額にして5330円。青函トンネルの利便性と合わせれば、十分元は取った計算。

野辺地駅ので離れ小島のようになってるJRの盲腸線大湊線に乗り換え。
野辺地駅名物のとりめしは売り切れで食べれず。

入線してきた列車はキハ40系。快速しもきた。
車内を見てびっくり、クーラーがない。非冷房車。扇風機数機と換気口のみ。ヒーターは冷房とは別系統なのでクラクラするくらい効いていた。この辺りは夏でもクーラーいらないのか。

目指すは本州最北端の駅。
が、終着駅の大湊は最北端に在らず、実際にはひとつ手前の下北駅が最北端。
なので、大湊駅にはてっぺんの終着駅と微妙な表現の看板が掛けてある。大湊線完乗。

折り返し同じ車両で野辺地駅まで戻る。
ただ快速ではなく普通列車運用。サボも変更されて各駅停車で走る。

風雪の影響で徐々に遅延して野辺地駅には17分遅れで到着。八戸行き青い森鉄道普通列車が接続待ちしてくれていた。ダッシュで階段を駆け上がり、隣のホームへ。乗り換えすると同時に発車。この接続を逃すと次の列車は1時間後だった。

盛岡駅まで3時間弱。時間は9時近くになっていた。青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道完乗。

今日の天気は南に向かうほど酷くなり、朝いた盛岡駅の周辺は積雪量が20cm程あり歩くのは函館よりも大変。

ホテルへチェックインして修了。
明日に備えて寝る。

 

2014年1月2日

乗り鉄の旅も5日目。

早朝4時半に起きてしんしんと雪が降る中を盛岡駅まで歩く。

始発の東北本線一ノ関行きに普通列車に乗車。
降り積もった雪で、レールが見えなくなるまでになっていた。阪神間ならば、即運休レベル。
フロントスカート付きの意味するものが分かった気がする。
一ノ関駅から仙台行き普通列車に乗車。

多少、市街地で雪の降る量はへったものの、仙台駅で内陸山形に向かう仙山線快速列車に乗り換えると雪の量は盛岡よりも激しく、乗っていて車輪が雪をギュギュいわせて進んでいく様は感動的でもある。ただ車両が近郊区間様のステンレス車両なので味気なさは感じる。
415系とか115、117でもいいかなぁ。
国鉄車両の廃車が進む東北でキハ40系など大湊線八戸線以外では皆無。

途中、愛子書いてあやしと読む駅や、仙台スポーツハイランド付近の西仙台ハイランド駅、山深い山寺駅など興味ある駅に事欠かない。

山形駅に到着して、仙台駅で事前購入していた福島までの新幹線自由席券を改札に通すとホームには長蛇の列。自由席車両のあるつばさ待ち。Uターンラッシュの兆し。
座れないと思っていたが、タイミング良く窓側の席を確保できた。
山形経由しても奥羽本線の山形、福島区間を乗りたかったのは、かつては4連続スイッチバックで越えていた板谷峠を体験したかった。
現在、峠の力餅で有名な峠駅や、板谷駅スイッチバックはなくなり、ポイントを保護するための巨大なスノーシェルターの中に所在する。
今でも普通列車は停車するが、取り残さられたら間違いなく生命にかかわるほど秘境駅

福島駅で新幹線の連結を堪能してからローカル線福島交通飯坂温泉行きに乗車が、休日ダイヤで事前に計画していた時間に福島駅に戻れない事が判明。列車交換の中間駅、笹谷駅でリターン。

予定していた時間よりは早く福島駅に戻れたので、仙台で探すことすらしなかった牛タンの食べれるところを検索。駅中に一軒発見。

13時発の仙台行き快速ラビット5号に乗車。

何故に愛称がついてるのか不明ですが、兎に角、快速。ところが山おろしのせいで途中、最高速を落として走行した為に14分の遅れ。

槻木駅阿武隈急行線に乗り換える予だが接続がヤバイ。

今回の乗り鉄で接続列車がキモで、これをミスるとえらい事なる、カツカツで組んでしまっているので二日目の様に特急で救済とかなければ絶望的な状況に陥るのを綱渡りでなんとかしている状況。

阿武隈急行線は接続待ちをしてくれていたので助かった。

阿武隈急行普通列車東北本線とは違うルートで再び南下。少し海側のルート。東日本大震災での被害もあったみたいだが、現在は完全復旧している。
福島駅手前では、福島交通線、阿武隈急行線東海道本線と3路線が並行して走る区間があるので、結構、見ていて楽しい。

福島駅から郡山駅まで、新幹線ワープ、やまびこに乗車。一駅区間なので金額はしれている。費用対効果が高く、乗車時間が12分なのが利点。普通列車ならゆうに1時間はかかる。
それよりも郡山駅までの東北本線の接続が、絶望的。待ち時間込みだと実質2時間くらいかかる。

なので郡山駅からは再び、超ローカル線の旅に出る。水郡線水戸駅まで気動車に乗車。
16時から19時半の3時間半の乗車。

水戸駅の手前3駅くらいまでの乗降はあまりなく、通しで乗っている人間も数えほど。
水戸駅到着後、体力の限界を感じたので、みどりの窓口へ。
帰りの方法を試行錯誤したが、やはりムーンライトながらで大垣まで行き、いつものルートで帰るのが効率的。
全席指定の列車のチケットは、既に明日の指定席券は完売。
念のためヤフオクをチェック。
2席分で1100円とほぼ定価と変わらない金額の出品があった。
終了時刻は明日の朝一。
待ってられないので即決1100円で落札。
受け渡しに多少心配はあったものの、すぐに送金の手続きをして連絡を待つ。
明日の朝一に東京中央郵便局留置で受け渡し可能とのこと。

駅前のコンビニで夜食&明日の非常食を購入して、地図でホテルまでの最短距離を検索して進むと、細い裏路地ルート。しかもめちゃくちアップダウンのあるルート。到着する前にへばった。チェックインを済ませ部屋でダウン。

シャワーを済ませて就寝。

明日、一日乗り鉄して帰阪すると決め、当初の予定を短縮。鹿島、銚電はまたの機会として、退役が近いと噂されるフジサン特急に乗る。

 

2014年1月3日

昨日の晩に、予定を短縮して神戸に帰ると決めて大幅に変更。流石に8日連続は無理があった。

帰り着くのは明日だが、乗り鉄するのは今日が最終日。今日の目的地は富士急河口湖駅

5時半にホテルをチェックアウトして水戸駅に向かう。

6時前の特急フレッシュひたちで終点上野駅まで乗車。上野駅の手前の車内アナウンスで東海道本線、山手線、京浜東北線、新幹線が運休してることを知らされる。有楽町駅辺りの火災の影響。

中央線新宿始発の特急かいじに乗る為に、新宿駅まで行かなければならないが、メインの山手線が全線運休でどうしようもない。
地下鉄を使うことも考えたが、高崎線赤羽駅まで北上、そこから赤羽線で新宿へ南下するルートを策定。

なんとか8時過ぎに新宿駅に到着して、9時発の特急かいじに乗車。
中央線を西に向かって走り八王子駅を過ぎると都会から離れていく感じがした。

新宿駅から大月駅まで、特急で約1時間。
大阪駅から和歌山駅や、姫路駅くらいの距離感。
大月駅では乗車していた人の半数近くが下車。
富士急の改札口が、あっという間に大混雑。
やはり、外国人の観光客が多く何語で喋ってるかわからない。流石マウントフジ。

フジサン特急の車両は元165系パノラマエクスプレスアルプス。
窓口では先頭車両のパノラマ自由席のチケットの争奪戦。
河口湖駅までは諦めて片道は普通自由席に乗車。
大月駅のホームには機関車トーマスとのコラボラッピング電車や水戸岡氏デザインの富士山登山鉄道の青富士、赤富士が留置されていた。

フジサン特急は三両編成で座席は満席。更に通勤電車並みに立ち乗り状態の乗車率150%くらい。無事に座れたので、河口湖駅まではそれで正解。 
列車編成上進行方向に対して河口湖の手前、スイッチバックする富士山駅までパノラマ展望車内はバックで走行。スイッチバックして、やっと残りの3駅が先頭方向になる。

河口湖駅に入線すると189系ホリデー快速富士が留置されていた。もう少し早い時間で有れば189系で河口湖まではこれたので残念な思い。
さらには205系なども入線していてなかなか、楽しい。

既に河口湖駅の改札前には長野電鉄で経験した
先頭車両待ちの列が出来ていて、窓口で聞くと折り返しのパノラマ展望自由席はまだチケットがあると。すぐに確保して改札口の列に並ぶ。
改札開始まで約30分。待っている間に駅中を撮影したりしてるうちに後ろには長蛇の列。

改札開始とともに、先頭の高校生らしき鉄ちゃんは、車両撮影にダッシュ。次に並んでいた外国人観光客はダッシュのそぶりは無し。
その次の3世代ファミリーは年配の家族を気遣いゆっくり歩く。で、自分の改札。
余裕で先頭車両パノラマ展望席の先頭を確保。
荷物をおいて後はゆっくり、車両撮影。
結局、先頭車両のパノラマ展望席4席には、自分の隣には相席でビール片手に酔っ払いのおっさん。通路を、挟んで老夫婦。
その後ろに子連れファミリー、若いカップル。

列車発車後、富士山駅まではバックで走行。生憎天気は曇りで富士山を拝む事は出来きなかった。富士急ハイランド駅では絶叫マシンの多さに閉口。
車内販売でお土産に富士急グッズを購入。
その後車内検札。
すると通路を挟んで反対側の先頭に座っている老夫婦。普通の自由席券で着座している事が判明。展望自由席に『一人300円の追加料金が必要なんて聞いてない』なんてごね出した挙句に、渋々車掌さんに追加料金を支払う。なんか世知辛い。

富士山駅からはスイッチバックで展望席が先頭。長野電鉄特急ゆけむりに続きパノラマ展望席の眺望は壮観。ただ、富士山だけが見えないのが残念。
途中の線路沿いでは撮り鉄の皆さんが引退間近のフジサン特急を撮影するために、ベストポイントには鈴なりの人だかり。

途中、列車交換の対向車両は富士急1000系の色違い車両や、大月駅で見た富士山登山鉄道の車両。

終点のの大月手前にはリニア中央新幹線の実験線の高架が見えた。興味はあるけど、列車としての色々な魅力は薄れてしまうのだろなぁ、なんて考えたりもする。

大月駅では新宿行きの特急かいじの接続待ちが30分ほど。
その間に、通過する特急あずさや貨物列車、長野色の115系などを撮影。

その中で、待避線に留置されていたスカ色の115系を撮影。車両は高尾行きの普通列車。全検あけなのか、めちゃくちゃ綺麗。

正直この目で見たスカ色車両は初めて。画像や資料ではお目にかかることはあるが、基本関西には存在しないカラーリングなので、実物を見れて感激。
国鉄色で子供の頃から好きだったのは、王道のブルートレイン。153系新快速の白地にスカイブルーのラインの車両。583系のブルー。そして、湘南カラーよりもスカ色。全部ブルー系。

大月駅から新宿駅まで特急かいじに乗車。結局、新宿駅まで爆睡してしまった。

終点新宿駅の手前で目が覚め、下車の準備。時間は既に15時前。
そのまま中央線の快速で東京駅まで移動。
南口から1度駅を出て向い側にある東京中央郵便局へ。ヤフオクで落札した快速ムーンライトながらの指定席券を引き取りにいった。
ちゃんと局留めで預けてあり、無事に引き取り完了。これで今晩帰れる。
デカイ荷物は東京駅のロッカーに預けて、身軽なカッコで移動。

東京駅から京葉線の特急わかしおに乗車して一駅。海浜幕張駅へ。
目的は年末にオープンしたイオンで働く知り合いの所へ北海道土産を渡しに行くこと。
駅からイオンまでは結構、距離があるので巡回バスに乗車。ただ、あまりの人の多さでバスに乗るでに3台ほどやり過ごす状況。

イオンに到着しても人人々。
目的の知り合いの居る店までもマトモにたどりつけない。挙句の果てにはNMB48のLIVEパフォーマンスなんかあるので混雑に拍車がかかる。

店にたどり着いてしばらく話ししても、知り合いもすぐに仕事の対応でなが話しは出来ず。
また東京駅まで戻る事に。
それでもバスは順番待ち。東京行きの快速に乗れず。京葉線の東京駅ホームは地下深く、エスカレーターを何本も上って地上へ。

23時10分東京駅10番ホームより発車する快速ムーンライトながら
それまでの時間数時間あるので、秋葉原に移動。とは言え店はほぼ閉まってる。 
空いているのはフィギュアを扱ってるショップかゲーセンくらい。
久しぶりにUFOキャッチャーにチャレンジ。
2コイン程で全長30センチくらいの映画テッドの主役、テディベアのテッドをGET。
荷物が増えてしまった。

晩ご飯を済ませて、22時くらいに東京駅に戻りホームで待機。
車両は今年から185系に変更になったムーンライトながら号。待ち位置は踊り子号と同じ位置。
車両が入線してくると撮り鉄軍団がシャッターをバシャバシャ切る。
指定席の場所に荷物を置き発車まで同じく撮影。ヤフオクで落札したのは並びで2人分の指定席。隣の相席は1000%ない。
発車後、車内検札があったが隣のいない事に突っ込みはなし。同時に明日の日付で青春18きっぷに確認印を押される。
途中、横浜駅小田原駅熱海駅、静岡駅に停車。
特急用のリクライニングシートとは言え着座したままは寝れない。
通路側の肘起きを枕にして爆睡。

 

2014年1月4日
終点大垣駅には5時半くらいに到着。
いわゆる、大垣ダッシュを初体験。
乗り換えで着座するためにダッシュすること。

10両編成のムーライトながら号からJR西日本の223系6両編成に乗り換えるため、座席の争奪戦になる。
米原駅では、米原ダッシュも体験。
上記と同意。
新大阪駅で特急こうのとり1号に乗り換えて三田駅までワープ。

最後の乗り鉄はやはり神戸電鉄。自宅最寄りの道場南口駅に到着。9時過ぎに自宅にたどり着けて都合一週間の旅は終了。