40代からの乗り鉄ひとり旅

40歳代になり、時間とお金余裕が出来たので日本全国を巡る旅を記録します。

乗り鉄の旅 2014年ゴールデンウィーク編

 

2014年5月6日

今日から自分のゴールデンウィークがスタートする。基本的に会社はゴールデンウィーク中、店は開けているので、ゴールデンウィークの前後に半々に分かれて連休を取得する。

 

前日の晩、高校時代の同級生たちとカラオケで盛り上がり、ファミレスで遅くまで駄弁っていた。結局、朝起きれたのは9時過ぎ。

神鉄道場南口駅まで歩き、三田駅まで普通列車に乗車。

乗り鉄の旅と言うものの、青春18切符のような乗り放題切符が有る期間では無いので、事前に入手していた近鉄株主優待券、往復二枚使い名古屋を目指す。

三田駅からは、出遅れを取り戻す為に特急こうのとり8号で大阪駅に向かう。
大阪駅環状線外回りに乗り換え。
玉造駅外に出来た201系ぽい建物を発見。
鶴橋駅で下車してホームにあるロッテリアで朝食兼昼飯を購入。

近鉄直通乗り換え改札口から近鉄鶴橋駅のホームに降りる。
11時6分発の名古屋行き特急アーバンライナープラスに乗車。特急指定料金を支払い一路、名古屋へ。
アーバンライナーの停車駅は津駅のみ。

約2時間で近鉄名古屋駅に着く。

新幹線と比べると時間的にかかるが、JR在来線で米原、大垣経由で行くよりも早くて快適。

料金も株主優待を使えば片道4千円弱で行ける。新幹線より2千円くらい安い。

13時過ぎに近鉄名古屋の地下ホームに到着。
ぐるっとJR名古屋駅の改札口を周って離れ小島のあおなみ線のホームへ。
元々はJR貨物の輸送路線だったものを三セク化して旅客用路線に転換した、わりと新しい金城ふ頭駅までの盲腸線。ワンマン運行でほぼ自動制御。運転手はドアの開閉とマスコン加速のみ。減速、ホーム停車は見た限り自動。
前回、乗車したのは2011年。
目的は今回と同じく、リニア鉄道館

前回は仕事のメーカー研修の前日に休みを取って名古屋入りして自腹で前泊。名古屋観光してから豊橋に向かい研修に参加した。

3年ぶりに訪れたのは展示車両が入れ替わったという情報が入ったから。
施設は新しいので非常に快適。
SLからリニアまで新幹線の歩みや在来線、特に名古屋から長野を結ぶ中央西線の高速化の取り組みが車両展示で解説されている。
展示車両の一部は、先日乗り潰した飯田線中部天竜駅に昔あった佐久間レールパークのもの。興味の沸いた人は、特殊な車両も展示してあるので、是非とも足を運んでいただきたい。

2時間ほど見学して再びあおなみ線に乗車して名古屋駅までリターン。
名古屋駅からは地下鉄の乗り放題切符¥600を購入。まずは桜通線久屋大通駅まで乗車。

名城線に乗り換えて名古屋港駅まで南下。

名古屋港、十数年ぶりに訪れた。
東海に住んでいた当時の彼女とのデートで名古屋港水族館を観てまわった。

イルカショーやシャチのショーをやってたなぁ。遠い目。
南極観測船ふじも当時のまま。
イタリア村は賑わっていたのに、今は既に閉園して廃墟と化していたのには驚いた。

ちらっと見て回ったがどこにも立ち寄らず駅に戻り、ナゴヤドーム行きに乗車して終点ナゴヤドームで更に右回り線に乗車。久屋大通駅を通過して名城線完乗。

都合ぐるっと名城線を一周半して栄で東山線に乗り換え西側の終点高畑駅まで乗車。
ここまでで既に19時過ぎ。
名古屋市営地下鉄の残り区間鶴舞線上小田井までと桜通線の徳重までの区間

とりあえず、伏見駅まで東山線で戻る。伏見駅上小田井行きにタッチの差で乗れず15分待つ事態に。このままだと、鶴舞線桜通線両方の乗り潰しは時間的に難しいので上小田井方面と逆のホームに向かい鶴舞線豊田市方面の列車に乗車。
桜通線と接続する御器所駅で徳重行きに乗車。
徳重駅に着いたのは20時半。

徳重駅から折り返し中村区役所駅で路線制覇。桜通線完乗。
終点の駅に着いた頃には21時を回っていた。
中村区役所駅から徒歩圏内のホテルにチェックイン。頑張って残りの上小田井方面に行こうかと思ったが、部屋に入るなり、そんな気は失せてしまい、リニア鉄道館で買っておいた名古屋みそかつ弁当を食べなら明日の計画を練り、シャワー済ませてとっとと寝床に潜り込み就寝。
今晩の宿はリーズナブルで¥2500なり。寝る事だけを考えれば問題ない。

 

2014年5月7日

朝5時に目が覚めると気温は10度以下。
めっちゃ寒い。
着替えはTシャツの類いしかない。
パーカーをフードまで被って、首からはいる冷気を防ぎながら名古屋駅に向かう。

JR関西本線亀山行きの始発に乗車。

競合する近鉄に対して電化はされているものの、ほぼ単線。劣勢なのは否めない。
有用なのは快速みえと特急南紀くらい。
弥富駅まで乗車してホームを共有する名鉄尾西線普通列車に乗り換える。

ホームには地上で日本一低い駅とあり海抜0.9m。津波来たら即終了。

吉良吉田行き普通列車津島駅経由で名鉄名古屋駅に向かう。

弥富駅から津島間が未乗車区間だったので尾西線完乗。
廃駅になっている弥富口駅は対面式ホームの跡が残っていて、複線化出来る様に用地や橋梁は整備されているが、津島駅の手前まで単線しか敷設されていない。
津島駅からは、すし詰め状態の通勤ラッシュに突入。短時間なら我慢出来るが、名古屋駅が限界。
名古屋駅からは名鉄の残りの未乗車区間犬山駅から御嵩駅までの広見線に乗車をする為、犬山駅まで特急に乗車。ホームで名鉄の指定席券ミューチケットを300円で購入。指定席で犬山までの30分、ラッシュに揉まれる事なくゆったり乗車。
犬山駅広見線に乗り換え新可児駅まで乗車。
新可児駅で列車はスイッチバックして御嵩駅に向かう。沿線はド田舎のロール線の様相を呈している。途中、廃線になった鉄道遺産など観ながら、学生ばかりの中に紛れて乗り潰し完了。
御嵩駅から折り返して、新可児駅までリターン。
新可児駅で接続するJR太多線可児駅に移動して、両運転台車両のキハ11の4連編成に乗車。
単行もしくは2連編成しか見たことがなかったので結構新鮮。太多線は、武豊線高山線JR東海の残存する非電化路線。

多治見駅で中央線に接続。

恵那峡のある恵那駅まで快速で向かう。と言っても中津川駅まで各駅に止まるので快速とは言い難い。
恵那駅で下車し、一旦改札口を出て、並びの駅舎にある明智鉄道まで移動。窓口でフリー切符を購入。

入線してきた単行運転の機動車アケチ10型に乗車。
延々、急勾配を登って行く。途中、日本一勾配のきつい33‰の駅に到着。ホームは結構な坂道になっている。

鉄道遺産としてはかつて使用されていた腕儀式信号機があったり、終点、明智駅内にはC12-244号SLが留置してあったり見所満載。

明知鉄道完乗。
折り返しの列車は急行大正ロマン号に乗車。

帰りは下りなので結構ハイペースで下山。急行というだけあって停車駅は3つくらい。あっという間に恵那駅まで戻って来た。

ただし、JRとの接続は考えられていないので次の快速までに30分ほどあり、駅前のコンビニでおにぎりを購入して待合室でお昼にする。

13時1分発名古屋行き快速に乗車。
行きの211系と違い313系が入線。
転換クロスシートの先頭車両に陣取り多治見駅まで快適な旅。
多治見駅からは再び太多線キハ11に乗車して美濃太田駅まで向かう。高山線中央西線を接続する太多線はこれで乗り潰し完了。

美濃太田駅から本日の耐久イベント。
長良川鉄道乗り潰しの旅の始発駅。
駅のホームにはご当地アニメのうりんの立て看板があり、聖地巡礼の若者がたむろっていた。
みのもんたでも、美濃田茂でもなく、美濃太田。14時26分発郡上八幡駅に乗車。
車両はあずき色の両運転台、単行運転車両ナガラ300。途中、ミニカーなどは売っていない富加駅があったりして1時間15分乗車。
郡上八幡駅に到着。乗って来たナガラ300は折り返し美濃太田駅へ戻って行く。
ここから先、だいたい3分1くらい駅数が残っている。終点北濃駅に向かう列車まで1時間ほど接続待ちというか、そもそも北濃行きは2時間に一本程度の運行で、21本ある列車のうち7本しか終点までいかない。

駅の周りも閑散としていたが、10分ほど歩いた先にコメダ珈琲店を発見。お昼はおにぎりだけだったので小腹も空いてきていた。

店に入り、紅茶とホットケーキのセットを注文。珈琲店で紅茶を頼むとはと、思うだろう。

正直、コーヒーは美味しいと思わない。

カフェオレくらいなら飲めるが、ブラックとか、アメリカンとか飲む気にならない。

ミルクたっぷりのコーヒーゼリーなら歓迎。

お腹も満たして、長良川鉄道の残り完乗を目指して郡上八幡駅に戻る。

郡上八幡駅から北濃駅まで40分ほど。

無人駅の構内には回転台があったりする。

長良川鉄道は越美南線と呼ばれ、国鉄時代、福井から九頭竜湖を結ぶ越美北線と接続する計画だったが、実現する事はなく共に盲腸線となっている。

時間は既に17時半。折り返しの列車で、美濃太田駅に戻る。すっかり日が暮れて20時を過ぎていた。美濃太田駅からはJR高山線で岐阜駅に向かう。入線してきたのは特急ワイドビューひだ。費用対効果を考えて特急ひだの自由席に乗車。20分で岐阜駅に到着。特急ひだは岐阜駅でスイッチバックして東海道線に入り名古屋駅まで走る。

こちらは大垣行き新快速に乗り換え。新快速と言っても岐阜駅から大垣駅までは各駅停車。

21時過ぎに大垣駅到着。

今日の乗り鉄はここまで、歩いて予約していたホテルに向かう。大垣駅から徒歩15分くらい。

途中のコンビニで晩ご飯を購入。

ホテルにチェックイン。老舗のビジネスホテル。造りは古いが、朝食付きで3600円なり。

大浴場で疲れを癒やして就寝。

 

2014年5月8日

朝はゆっくりのつもりが、何故だか早朝5時には目が覚めて、ベッドでゴロゴロゴロゴロ。
朝食バイキングは6時半から。

チェックアウトする用意をしながら、時間をやり過ごす。

朝食バイキングは期待していなかった割りにちゃんとしていて、ご飯を朝からお代わりしてしまった。満腹満腹。
本日、乗り鉄の旅の起点となる大垣駅
まずは、養老鉄道揖斐線に乗車する為、窓口でフリー切符を購入。1500円なり。
養老鉄道は揖斐方面の往復で820円。
桑名方面の往復で1620円。
合計2440円なのでフリー切符がお得。
7時28分発揖斐行きに乗車。
20分ほどで終点揖斐駅に到着。立ち寄りたいところもないので、4分で折り返し運転の列車に乗車。8時23分大垣駅にリターン。

次はJR東海道本線の支線。
美濃赤坂線に乗車。
大垣駅を出るとしばらく東海道線を西に下り、一瞬、上り線を逆走して美濃赤坂方面に分岐して行く。荒尾駅は一面一線の無人駅。駅舎すら無い。この時間帯に美濃赤坂方面に乗車する人間はおらず貸切状態に。
美濃赤坂駅構内の待避線にはEF66-33が牽引待機していた。
EF66は見れるとテンション上がる。

美濃赤坂駅より北側に石灰岩の採掘工場があり、ホキで貨物輸送が行われている。工場から美濃赤坂駅まではディーゼル機関車がホキを牽引して、美濃赤坂駅構内で、電気機関車の付け替えをする。その為に電気機関車が待機している。
美濃赤坂駅でも4分で折り返し運転。
大垣駅行きは通勤通学の人でごった返し。

三たび大垣駅
次の乗りつぶし対象は、樽見鉄道
大垣駅の6番線ホームから単行運転のレールバスが発車する。

大垣から樽見までの運賃は920円。
温泉入浴券とセットのフリー切符は2000円。
この場合、フリー切符より区間料金支払う方が安い。しかも、大垣駅では樽見駅までの切符は、硬券

9時11分発、樽見行き普通列車に乗車。

大垣駅の少し手前までは東海道線と並走。新快速にぶち抜かれる。

単線非電化の樽見鉄道線。車輌基地のある本巣駅と大垣駅以外は無人駅。

岐阜県内を北方向に線路は延びる。終点の樽見駅まで1時間。お昼前の乗車率は

樽見駅無人駅。駅前にロータリーがあるだけで、温泉施設は見当たらない。まぁ、元々入浴する時間もつもりもないので問題なし。

折り返し運転の列車が発車するのを車内で待つ。10時半に発車。四たび大垣駅に到着。

時間は11時半過ぎ。

駅ビルに入っている蕎麦屋で早目の昼食。ざるそば大盛りを注文。

ざるそばを完食して、養老鉄道大垣駅に向かう。残りの未乗車区間の完乗を目指す。

桑名行きの普通列車に乗車。

岐阜県大垣市内を南下して、三重県桑名市ターミナル駅名駅まで乗車。

名駅養老鉄道の他に、近鉄名古屋線JR東海の関西線、駅前のロータリーから目と鼻の先に、三岐鉄道西桑名駅がある。

去年、三岐鉄道北勢線を乗り潰す為に下車して以来。

名駅からJR関西本線の快速亀山行きに乗り換えて三重県を南下。

終点亀山駅で加茂行きのキハ120に接続。

かつては加太超と言われた鉄道の難所。

SLが走っていた頃は勾配がキツく、途中にはスイッチバックする信号場があったりした。

現代の軽快気動車は難なく峠を超えていく。

拓殖駅で草津線に乗り換える。

草津線は電化されているものの単線区間も多く、列車交換待ちで駅に数分停車する事が頻繁にある。終点草津駅の到着時刻は15時45分。

ここからは瞬足の新快速で尼崎駅まで乗車。

尼崎駅からは福知山線の福知山行き丹波路快速三田駅へ。三田駅からは神鉄で自宅最寄りの道場南口駅で下車。

無事に帰宅。