40代からの乗り鉄ひとり旅

40歳代になり、時間とお金余裕が出来たので日本全国を巡る旅を記録します。

乗り鉄の旅 北陸信州飯田線編


青春18きっぷの期日が迫る中、後3日分を残して4月10日までの休みが3日間。
決して計画的なものではなく、3月の年度末の繁忙期で仕事に撲殺されて、体調不良状態が続いていたのが要因。

 

2014年4月1日

神鉄道場南口駅から5時12分の始発に乗りJR三田駅へ。三田駅から福知山線普通列車大阪駅まで南下。大阪駅からは新快速で米原駅までおよそ一時間半乗車。
米原駅北陸本線敦賀行き普通列車に乗り換える。
敦賀駅から福井方面の接続が普通列車だと1時間ほど待たなければならない。その為、費用対効果を考えて福井駅まで特急サンダーバードでワープ。
福井駅から金沢駅まで普通列車で乗り継ぎ、
金沢駅から高岡駅まで、再び特急しらさぎでワープ。高岡駅到着時間が12時14分。

高岡駅から日本海側に伸びる氷見線へ乗り換える。氷見行き普通列車の発車時刻は12時15分。対面ホームでの乗り換えかと思えば、どうって事はないのだが、着いてみれば橋梁を渡った向こうのホームに氷見行きのハットリくん列車が停車してる。これを逃すと次は14時15分。2時間待ちになる。今後の予定が大幅に狂ってしまうので駅構内を猛ダッシュ
ギリギリなんとか間に合う。
息を切らしながら『こんなの接続とは言えん』と呟く。体力の衰えと身体が思う通りに動かない事を実感する。
30分ほどかけて能登半島の東側を北上。七尾線の反対側だ。
乗車した車両は藤子不二雄の漫画『忍者ハットリくん』のラッピングが施されたキハ47。車内アナウンスもハットリくんの声。ニンニン。
途中で、廃車になった食パン列車こと、715系がリサイクルセンターに留置されているのを発見。このまま解体されてしまうのだろうか?乗り鉄を再開させた2013年には運用を離脱していたので、実物を見たのは、実の所はじめて。

雨晴海岸からは綺麗な日本海を見れる。

終点氷見駅まで片道30分。氷見線完乗。

氷見線氷見駅までの盲腸線。その為、折り返し同じ列車に乗車。一部並走する万葉線の路線を横目に見ながら高岡駅までリターン。またの機会に万葉線も乗りに来ないとと思う。
高岡駅から富山行き普通列車に乗車。
富山駅は2013年夏の乗り鉄の旅以来。
まう時間があれば、富山市内の市電の未乗車区間を制覇したいところだが、糸魚川駅から乗り換える大糸線の時間があるので、先を急ぐ。
糸魚川駅まで直江津行き普通列車に乗車。415系の青単色列車。
糸魚川駅からは超ローカル線秘境路線、大糸線に入線。線路は南小谷駅まで単線非電化のためキハ120系。この時点で既に時刻は16時半。約3時間かけて松本駅まで南下する。
姫川沿いに敷設された何もない山肌をひた走るキハ120系。因みに携帯なんて普通に圏外。
1時間ほどで南小谷駅に到着。
これから南側はJR西日本ではなくJR東日本の管轄になり電化区間になりE210系電車に乗り換えてさらに南下。
冬場なら賑わう栂池高原の最寄り駅、白馬大池駅も今は閑散としている。
ただ、山肌にはまだまだ雪は残っていて冬の様相。

信州大町駅で接続する松本行き普通列車に乗り換える。
流石に松本駅まで来ると都会って感じ。

松本駅の七番ホームは松本電鉄ことアルピコ交通上高地線のホームがJRと同居している。

日もすっかり暮れてしまったが20時15分発の松本電鉄乗り鉄。約30分ほどで終着駅の新島々駅まで乗車したのは、自分と遊び疲れたて爆睡していた田舎ギャルだけ。
春休み期間という事で土日にしか売ってないはずの1日フリーきっぷを購入できたおかげで、片道700円が往復1000円で済んだ。
駅の改札を出るとバスロータリーに観光バスが鎮座しているものの、乗せる乗客もなく待ちぼうけ状態。

この新島々駅はかつては終点ではなかった。この先に島々駅があったが台風災害で運休し、そのまま廃線となり、新島々駅が終点となった。
折り返しの時間までさらに30分何もない駅舎で過ごす。ひたすら寒い。4月だというのに長野県は冬の気温。

鉄道むすめの記念切符を窓口で購入。萌え萌えな感じの渕東なぎさちゃん。
松本駅まで折り返してみると時間は既に22時前。
駅前の松屋でまともな晩飯を買って予約していたビジネスホテルへ向かう。
今回の宿泊費もポイント利用で一泊2015円なり。
明日も始発スタートなのですぐに爆睡。

道場南口駅から敦賀駅まで202.5km
敦賀駅から福井駅まで54.0km
福井駅から金沢駅まで76.7km
金沢駅から高岡駅まで40.6km
高岡駅から氷見駅まで16.5km
氷見駅から高岡駅まで16.5km
高岡駅から糸魚川駅まで97.8km
糸魚川駅から松本駅まで105.4km
松本駅から新島々駅まで14.4km
新島々駅から松本駅まで14.4km

今日の移動距離合計は638.8km。

 

2014年4月2日

乗り鉄の旅2日目。
本日は秘境路線で豊橋駅を目指す。
松本駅から南下して、最長7時間の飯田線

いわゆる飯田線アタック。

松本駅の今朝の気温は3℃。
春めいてきていた阪神間での服装では身体にはきつい。凍える。
松本駅始発5時39分発の中央東線高尾行きの普通列車に乗車する。
ホームに入線してきたのは、1月に大月駅で見かけた山スカ色の115系。それだけでテンションが上がる。

松本駅から塩尻駅までは篠ノ井線塩尻駅から岡谷駅まではトンネルを抜けて行くショートカットルートの中央東線岡谷駅から反対方向の辰野駅方面に乗車。
ここから秘境ローカル線飯田線で終点豊橋駅まで南下する。6時37分岡谷駅を出発して豊橋駅到着は13時23分。およそ7時間かかる。
豊橋駅まで直通する列車はこの時間ないので、岡谷駅から天竜峡駅まで普通列車で向かう。

終点の天竜峡駅で下車。この時点で10時過ぎ。

やっと半分。
天竜峡駅からの接続は飯田発豊橋行きの特急伊那路2号。

最短接続距離の天竜峡駅から中部天竜駅まで特急ワープ。
中部天竜駅まで先頭車両の展望デッキ前に陣取り景色を満喫。およそ1時間で中部天竜駅に到着。かつて佐久間レールパークがあった場所は展示物のあった建物を残してその面影は無し。
中部天竜駅からは再び普通列車に乗車して豊橋駅を目指す。
列車の中で今朝買っておいたコンビニおにぎりを食べて空腹を満たす。

新城駅を過ぎれば豊橋駅まであと少し。人生初の飯田線アタックは特急ワープをしたものの概ね順調に終わった。

13時23分定刻通り7時間かけて豊橋駅に到着。流石に少し疲れた。

一旦改札口を出て新豊橋駅に向かう。

窓口でフリー切符を購入。

新豊橋駅からは豊橋鉄道渥美線に乗車。
旧京王車両の1800系で渥美半島の先、三河田原駅まで30分の旅。
三河田原駅の先には廃止区間があるので、駅前の状況を期待していたが、三河田原駅はすっかり駅前も含めて綺麗に改装されていて旧線は跡形も無くなっていた。

駅中ではホーム改装に合わせてレールの敷設作業が行われていて興味津々。
列車は15分間隔で運転されている。

すぐの折り返し列車に乗車。再び30分ほどの旅。新豊橋駅にリターン。

駅前ロータリーから市内線、いわゆる豊橋市電に乗車。赤岩口電停まで新型車両LRV富山ライトレール万葉線と似た感じ。
それ以外の車両は昔ながらの市電が多く、カラーリングも多彩。ダイハツのラッピング、不動産会社のラッピング、ブラックサンダーのラッピング、極めつけはアドバンカラー。
横浜タイヤの工場が近隣の新城にあるのでまるまる広告として運用されている。
赤岩口電停から一駅引き返して井原電停から運動公園前電停まで乗車。
この井原電停のある交差点で、日本で最小半径と言われる11mのカーブがありほぼ直角に曲がって行く。車両の長さがある新型LRVはこのカーブを曲がれない。
外から見てると、まるで市電がドリフトしてるみたい。まさに電車でD状態。
あっ、知らない人は『電車でD』でググってみて下さい。笑えます。
動画を撮影してみてしみじみ凄いと感じた。

運動公園前電停から再び豊橋駅前まで戻る市電は豊橋の銘菓ブラックサンダーのラッピング市電。なかなかのセンス。

豊橋駅からは臨時快速が大垣駅まで出ているので乗車。1時間半、爆睡。大垣駅に到着。

未乗車区間がある。大垣駅から関ヶ原駅までの特急ルート。

普通列車や快速などは勾配20‰のルートを通り、特急列車な勾配10‰の別ルートを通る。
大垣駅にちょうど入線してきたのが大阪行きの特急ワイドビューひだ。だいぶ疲れてたので快速に立って乗るのは骨が折れる。
と言うことで迷わず特急ひだに乗車。
したのが失敗。
降りるはずだった米原駅の手前で爆睡。起きれは大阪駅。ちゃんと精算してから、もう焼けくそで特急こうのとりに乗る。
三田駅でちゃんと下車して、駅前の食堂で遅め目の晩飯。
神鉄三田駅から道場南口駅まで乗車。

 

松本駅から天竜峡駅まで114.0km
天竜峡駅から中部天竜駅まで53.8km
中部天竜駅から豊橋駅まで62.4km
新豊橋駅から三河田原駅まで18.0km
三河田原駅から新豊橋駅まで18.0km
豊橋駅前から赤岩口、運動公園前を経由して駅前まで10.6km
豊橋駅から大垣駅まで116.4km
大垣駅から大阪駅まで146.4km
大阪駅から道場南口駅まで46.1km

合計585.7km