40代からの乗り鉄ひとり旅

40歳代になり、時間とお金余裕が出来たので日本全国を巡る旅を記録します。

乗り鉄の旅 四国編(高松〜徳島〜松山)

2014年1月8日

青春18切符の残り日数、2日分を利用する為、自宅最寄り駅、神戸電鉄道場南口駅からスタート。

三田駅で接続する福知山線大阪行き丹波路快速に乗車して尼崎駅で神戸方面の列車に乗り換える。

網干行きの普通列車三ノ宮駅まで先行。三ノ宮駅で後からくる新快速に乗り換えて姫路駅まで。朝の通勤ラッシュに巻き込まれ、着座できず姫路駅まで揉みくちゃになり、だいぶくたびれた。
姫路駅から岡山駅までは115系普通列車に乗車。山陽本線を西に向かう。岡山駅に到着したのは9時半ごろ。

瀬戸大橋線快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡り、一路高松へ。電車では四国初上陸。

高松駅ではアンパンマンオンパレード状態。

高徳線の特急うずしおでワープ。鳴門線の分岐駅である池谷駅に向かう。N2000系の特急車両で振り子式台車を使っているのでカーブで自動的に車両が傾く。
クルマで言うところのアクティブサスみたいな感じ。しかもカーブのRのキツイ路線なのでバンバン傾いてしかも100km/hくらいのスピードでコーナリングして行く姿は圧巻。
1時間ほどで池谷駅に到着。股裂ホームのある無人駅。鳴門方面の接続待ち時間は約30分。駅前を散策するもジュースの自販機があるくらいで店舗らしきものは無い。
そうこうしているうちに、鳴門駅から下ってきた池谷止まりのワンマン車両が到着。
中学生、高校生で満車状態。彼らの4分の一は池谷駅で下車。残りは徳島行きの列車に乗り換える。
既に徳島行きの普通列車は別のホームに入線していて、駅の構造上、高架橋を渡って乗り換えするのだが、慣れているのか半分くらいの学生がホームから軌道内に降りて向かいのホームを渡るという暴挙を平然とやってのける。
田舎の無人駅の成せる技か。

鳴門線で終点鳴門駅まで乗車。鳴門線完乗。
折り返し同じ列車は行き先表示が徳島。徳島駅まで直通運転する。
吉野川の橋梁を、渡り徳島市内へ。
徳島駅に降り立つのは2010年以来。実に4年ぶり。
当時の彼女が徳島市内に住んでいて、クルマで頻繁に淡路島縦断して逢いに行ってたものだ。

徳島線の次の列車が来るのに1時間ほどあったので、駅前の徳島ラーメン岩田屋に入る。味はイマイチ。『いのたに』とか『東大』の方が美味い。
ラーメン屋から駅前ロータリーの格安チケット売り場を発見。
徳島から阿波池田行きの特急券と乗車券が窓口価格2780円が2000円で売っていたので、迷わず購入。予定では貞光駅まで特急乗車で、後は普通列車のつもりでいたが、乗り換え予定の駅、阿波池田駅まで特急剣山に乗ることができる。
15時発特急剣山キハ185系に乗車。

以前、九州で乗った九州横断特急キハ185系水戸岡リニューアル車に比べると如何せん古臭い。国鉄臭いと言ったほうが正しいかも。

1時間15分で阿波池田駅に到着。
阿波池田駅からは土讃線で北上、途中、秘境駅と言われる坪尻駅で撮影するつもりだったのですが、スイッチバックで停車していたのは対向の列車で、乗車していた琴平行きの普通列車は停車せずスルー。

琴平駅到着は17時半。

昔、金比羅山は奥の院まで制覇したが、今回はそんな時間はないので、イイ感じの駅舎を撮影して高松行きに乗り換え。
予算線と接続する多度津駅で観音寺行き快速サンポートに乗り換え。快速とは言え、何本もの特急列車との行き違い待ちをする。

観音寺駅から伊予西条行き快速サンポートに乗り換え。

本日の目的地伊予西条駅到着は21時を回っていた。
駅前ロータリーにある予約していたビジネスホテルにチェックイン。3500円の支払い。
田舎のビジネスホテルって探せば、その辺のラブホテルの休憩価格よりも安く宿泊出来るのが助かる。

 

2014年1月9日

伊予西条駅で宿泊したのには理由がある。
駅前にある四国鉄道文化館に立ち寄るため。ここには0系新幹線やDF50ディーゼル機関車が保存されているので是非とも見学したかった。

定休日は水曜日。それはチェックしていたので木曜日の今日、観にいく予定にしていた。
ところが、正月明けの臨時休館でお休み。マジですか?隙間から中を覗いて残念がる。
予定していた列車までしばらく時間があるので伊予西条駅の近辺を散策。

DF50ディーゼル機関車は動態保存と言ってるだけあって文化館から予讃線まで引き込み線路が、敷設してあり、その気になれば走る事が可能であるということか。

線路を挟んで南側のロータリーが絶賛再開発中。その中で引き込み線の先に駅のホーム状の建造物が。間に引き込み線に繋がる3本の線路。明らかに鉄道関連施設が出来そうな雰囲気。追加、鉄道文化館南館が2014年夏に開館予定。
さてさて、朝は出遅れたものの本日の目的地松山に2時間かけて向かう。
特急だと約40分。
何故に普通列車で倍以上もかかるのか?電化もされているのに。昨日も多度津駅から伊予西条駅間も2時間以上かかった。
その理由は特急列車。電化されているとは言え、予讃線はほぼ単線。
そこに、1時間に、上下線で4~6本の特急が優先的に走る。
となると、対向の普通も含め、列車交換の待ち時間がひどい。とある駅では15分以上ホームに停止。そりゃ時間かかるわ。小一時間は列車交換で待機の時間に費やし、距離的には1時間程度のはず。
やっとの事で松山駅に到着。
松山駅前の市電乗車駅から坊ちゃん列車が数分後に出るとあって、せっかくなので乗車する。
チケットは伊予電1Dayパスと合わせて500円。
SL風のディーゼル機関車に牽引されるレトロな客車。車体サスペンスもほぼリジット仕様で連結も自動連結タイプとなれば、乗り心地はガチャン、ガチャン。それが雰囲気を出していると言えばそうなるかな。

終点道後温泉まで小一時間乗車して、機関車のジャッキによる方向転換を鑑賞。約30秒で180度回転。
道後温泉からは、通常の市電で松山市駅へ。こちらは伊予電鉄の外街アクセス用の市電ではない普通の列車の起点となる駅。
ここから今回の旅の目的へ向かう。
普通列車と市電の線路が直角に交わるダイヤモンドクロスを見てテンションアップ。
更には古町駅手前で市電の線路が斜めに普通列車の線路を横断。
なかなか興味深い。
いや、『実に面白い』という前振り。

伊予電鉄の高浜線の終点に約20分程で到着。
駅の名前は高浜駅
しかしながら、駅の構内には玻璃ケ浦駅の表示が。そう、この駅は2013年の夏に公開された福山雅治主演映画『真夏の方程式』のロケに使われた架空の駅。
駅の構内に掲示されていた駅名看板は実際に映画で使われたもの。
印象的なのは福山雅治と子役の二人が駅のベンチで語らう最後の別れのシーン。その座っていたベンチに座ってもの思いにふける。

今回の旅の目的は達成。
ということで折り返し古町駅まで戻る。
高浜駅の一つ隣の駅のホームには
織田裕二主演のドラマ、東京ラブストーリーロケ地の看板が。
そんなシーンあったかなぁ。
帰ったら見てみるか。

古町駅から再び市電に乗り換え、道後温泉まで乗車。時間があるので温泉に入って帰る事にした。入浴料は400円。その辺の銭湯よりも安い。
中は改装されているとはいえ昔の公共浴場のいい感じがしていた。さっぱりして、湯冷めしないうちに着替えを済ませて出る。

道後温泉から路面電車乗りつぶしの為に、乗車していないルートでJR松山駅に向かう。
松山駅から時間を稼ぐために、多度津駅まで特急ワープを画策。駅前の格安チケット店を覗くと岡山までの自由席特急券と乗車券の合算チケットが3400円。激安。
観音寺駅まで窓口価格4130円。
岡山駅まで6120円。
即買いして岡山まで予定外の特急乗車。

特急乗車で予定よりも早く岡山駅に到着。
浮いたお金で更に相生駅まで新幹線でワープ。
帰宅予定時間が23時から21時に短縮。

相生駅からは新快速が走っているので尼崎駅で福知山線に乗り換えるだけ。
尼崎駅から丹波路快速に乗車。
三田駅から自宅最寄りの道場南口駅まで、締めの神鉄

これにて正月休みの乗り鉄旅終了。